ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

日本のいちばん長い日

 

 噂に違わぬ傑作。

あまりに創作っぽい出来事の連続に、映画を見終えてからWikipediaで確認してしまう。学校で習った記憶はないんだけど、まさか終戦記念日にこんなことが本当に起こっていたなんて……事実は小説よりも奇なりというが、まさに地でいっている。
奇妙なほどにクーデター側の主張に熱が入っているのは、単純な善悪の感情で割り切れない、当事者たちの思いが乗り移っているように思えてならなかった。今の時代「私は貝になりたい」をやったところで、きっとあんな切実さは乗り移らないんだろうなあ、と思う。