ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

書籍

アフリカの白い呪術師

アフリカの白い呪術師 (河出文庫) 作者:ライアル ワトソン 河出書房新社 Amazon いやー、面白い……面白すぎる…… 中島らもの小説が好きで、当然『ガダラの豚』とかにやられたクチなんだけど、アフリカの呪術的なバックグラウンドって全然掴めなくて不思議と怖…

忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫) 作者:山田風太郎 講談社 Amazon あーなるほど、面白い。 のだけれども、これ、下敷きの八犬伝わかってた方が絶対面白いヤツだよねえ。コレだとキャラの性格はちゃんと印象に残るけども、原作? 原案? の八犬伝…

天正伊賀の乱-信長を本気にさせた伊賀衆の意地

天正伊賀の乱-信長を本気にさせた伊賀衆の意地 (中公新書 2645) 作者:和田 裕弘 中央公論新社 Amazon うーん、新書に何を求めるかって話ではあるんだろうけれども、ちょっとキッチリしすぎてて今のオレには手に負えなかったな…… 天正伊賀の乱に興味を持った…

ムツゴロウ畑正憲の精密麻雀

ムツゴロウ畑正憲の精密麻雀 (日本プロ麻雀連盟BOOKS) 作者:畑 正憲 マイナビ出版 Amazon いやはやすごい……めちゃくちゃ勉強になる……ようで、高度過ぎて勉強にならんよ!! 「一晩一緒に打てば負けない」というように、全体的に「人読み」が前提の作りになっ…

落第忍者乱太郎公式忍器編 忍たまの友 地之巻

落第忍者乱太郎公式忍器編 忍たまの友 地之巻 (あさひコミックス) 作者:尼子 騒兵衛 朝日新聞出版 Amazon 最近ニンジャづいていてちょくちょく本を読んでいるのだけれども、時々資料本に尼子騒兵衛の名前が載っていてビックリするんだよね。え、あなたマンガ…

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon う、う、うーん…… 後半で『戦争は女の顔をしていない』がそのままズバリ名前まで出てくるんだけど、現実とそういう接続をする作品で果たしていいのだろうか……なんかめちゃくちゃ混乱してしまった。いや…

ミッチェル家とマシンの反乱

ミッチェル家とマシンの反乱 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray] アビ・ジェイコブソン Amazon これ、タイトルもうちょっとなんとかならんのか? それでだいぶ損している感じがする。 手書きエフェクトが混じる映像表現って時々見かけるよね。今すぐに思い出せ…

伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖

伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(3) (講談社文庫) 作者:山田風太郎 講談社 Amazon あーうん、これは面白い。 忍法帖って、自分が雑に読んでいるのもあって、微妙にキャラの書き分けがよくわからなかったり、人間関係が掴みづらかったりするのが多いんだけれども…

日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条

日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21) 作者:山本 七平 KADOKAWA Amazon 全然知らないけど、筆者は保守系のマスメディアで活躍した人なのか。いやー、なんか今だとこういうこと言うと「サヨク」みたいな感じで言われそうで、この本で書かれてい…

はじめての催眠術

はじめての催眠術 (講談社現代新書) 作者:漆原正貴 講談社 Amazon 初心者向けという前書きに違わず、初めて感があって大変わかりやすい本でした。催眠なんてテレビとかエッチなビデオとか音声ドラマでしか知らんわけですが、こうやって学術的なところもふく…

忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2)

忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2) (講談社文庫) 作者:山田風太郎 講談社 Amazon うおーなるほどくノ一。シリーズの1でもくノ一がかなり目立っていたけれども、今作はテーマが女! という感じで切り込んでくるんだなあ。いやー、面白い。 最高なのが立て付けで…

陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム

陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム (中公新書) 作者:秦正樹 中央公論新社 Amazon とにかくあとがきがすげー。なんで買ったのか忘れてたんだけれども、あとがきを読んで思いだしたよ。そうそう、元ネトウヨだって話をTwitterで見かけたから買ったんだよな…

歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方

歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方 (集英社新書) 作者:山崎 雅弘 集英社 Amazon いやー、なかなか帯からして火力の高い感じの本ですね…… いわゆる「ネトウヨ」的なクラスタが「思想戦」を仕掛けている、それは学問的な正確性が問題ではなく、ある種の政…

声優魂

声優魂 (星海社 e-SHINSHO) 作者:大塚明夫 講談社 Amazon なんかもー、いちいち頷くことばかりであんまり余計に書くことはないな……本当にその通りでございましょう、という感じ。 やっぱり産業として声優養成所ができてからでは、声優の質が違う、みたいな意…

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル (講談社文庫) 作者:東浩紀 講談社 Amazon 読んでる途中は「え?」「は?」「なんで?」と思ったけれども、中盤くらいの「じゃあ具体的にどういう仕組みになるの?」のあたりの記述はわからんでもないし、最後の宇…

トルコのもう一つの顔

トルコのもう一つの顔 (中公新書) 作者:小島 剛一 中央公論新社 Amazon な……なんだこの本は……お、面白すぎる…… まー例によってひろゆきとあーだこーだやっているのを見て思わずポチってしまっていたわけですが、いやーさっさと読むべきだった。チョー面白い…

日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで

日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで (中公新書) 作者:小谷賢 中央公論新社 Amazon 正直公安ってよくわからないよー、ということが立て続けにあって、そろそろちゃんと学ばねば、と思っていた所にちょうどいい本があって大変良かった…

批評の教室 ――チョウのように読み、ハチのように書く

批評の教室 ――チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書) 作者:北村 紗衣 筑摩書房 Amazon 言うまでもなくここの文章は批評なんておこがましいもので、雑な感想しか置いていないと自認しているわけだけれども、自分としてもちょっと批評的な観点で…

忍者に結婚は難しい

忍者に結婚は難しい 講談社 Amazon 現代を舞台にした忍者モノ、というので見てみたんだけれども、いやーなかなか厳しいなあ。 日常のディテールなんかは「なるほどなるほど」と思うし、郵政族とか医療系とかで伊賀甲賀を色分けしたりとかするのはまあ納得な…

トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち

トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書) 作者:藤原辰史 中央公論新社 Amazon ちゃんと調べてあって興味深いけど、時間のない人は最後の方のまとめを読めばOKって感じだな。そのくらいキッチリ看取り図が示してあって良い。 20世紀…

バイオスフィア不動産

バイオスフィア不動産 (ハヤカワ文庫JA) 作者:周藤 蓮 早川書房 Amazon 相変わらずの感じでやってるなー。いや、雰囲気いいしアイディアもちゃんとしてるし面白いんだけれども、しかしこの一冊をこの終わらせ方で終わらせて本当にいいのか。いやこれをハラハ…

ドキュメント 戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争

ドキュメント 戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫) 作者:高木徹 講談社 Amazon ウクライナの戦争で、何度かこの本が言及されているのを見たのでようやく読んだ。 いやー、面白いねえ。NHKの記者さんらしいけれども、日本でもキッチリこうい…

ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上1

ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上1 作者:ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく KADOKAWA Amazon Twitterではチラチラ見ていたし、マンガとかちょっと読んでたりはしてたけれども、まとまった形で読むのは初めて。 ネタとして…

冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか

冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか (ハヤカワ文庫NF) 作者:管賀 江留郎 早川書房 Amazon いやはやタイトルと表紙から想像したものとは全く違うものを読まされてビックリしたよ。だってこの見た目で戦前の日本の冤罪について延々語られる内容だとは…

最悪の予感 パンデミックとの戦い

最悪の予感 パンデミックとの戦い 作者:マイケル ルイス 早川書房 Amazon やっぱりマイケル・ルイス最高だなあ。本当に面白いわ。 色々本を読んで、感染症についてはCDCが中心的な役割を果たす……という認識が染みついていたので、現実のパンデミックでC…

快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか

快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (河出文庫) 作者:デイヴィッド・J・リンデン 河出書房新社 Amazon いやまあうんそうだろうねそう思ってたよ……みたいな内容。作者が学者だからそりゃまあ面白半分で極端なことは言及できないのだろうけれ…

黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人

黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人 (講談社+α文庫) 作者:出井康博 講談社 Amazon うーん……題材は超面白いんだけれども、内容がどうも上手く素材を活かせてる感じがしないなあ。調査の内容とかは丁寧だし、色々興味深いエピソードもたくさんあ…

82年生まれ、キム・ジヨン

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) 作者:チョ・ナムジュ 筑摩書房 Amazon Twitterで話題になっているから読んだのだが、この本を推している人との熱量の差を感じずには居られない…… 自分は男で、そこそこフェミニズムの文献にも当たっているので、途中に挿…

バトル・オブ・ブラジル「未来世紀ブラジル」

バトル・オブ・ブラジル「未来世紀ブラジル」 作者:ジャック・マシューズ,柴田元幸 ダゲレオ出版 Amazon わははははミルチャンかわいそう……「キング・オブ・コメディ」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」という映画史に残る名作のプロデューサ…

報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか

報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか (朝日新書) 作者:南彰 朝日新聞出版 Amazon ちょっと前の本で今とは状況変わってるといいなーという感じ。 なかなか面白かったのは、取材のターニングポイントとして野田元総理の名前が何度も上がってい…